ひろゆきさんの幼少期から培われた人生論が、エピソードを基に語られています。正直、私はひろゆきさんがどんな人でどんな経歴をお持ちなのか知りませんでした。”論破王”というキャッチコピーだけで、なんとなく私には刺激が強いような気がして避けていたからです。でもこの本を読んでひろゆきさんの人柄を知ってからは、TikTokやyoutubeで動画を視聴するほど、ひろゆきさんメソッドにはまっています。
書籍内に書かれている着眼点は、ひろゆきさんにしか考えられないものだと思います。すぐに同じような思考力を持つことは難しいです。だからこそ、自分が今どんな環境にいるのか、これからどうしてくかを冷静に分析する考え方を鍛えるきっかけとして、この本が助けになるのだと思います。大きく環境を変えれらなくても、その場でうまくやっていくテクニックが思いつくかもしれません。
ひろゆきさんの持つあのゆるい雰囲気が文章からも感じられて、読んでいるうちにだんだん肩の力が抜けるような、がちがちに凝り固まった頭がほぐされるような一冊でした。読み終わった後、「なんか毎日がんばって生きすぎてたかも」と、頭がからっぽになってスッキリします。同時に、色んな知見がないとこの境地にはたどり着けないんだろうなとも思いました。物事の本質や根本的なことを突き詰めて、常に人生のゴールを意識することをが大切なのだと学びました。
遺伝子や環境がどうだったのか。一歩引いてみて、自分だけのせいにせず、「1%の努力」で変えられる部分はどこなのかを考えてみるのだ。そうやって考え方のクセを変えることで、人生はラクになる。ひろゆき(著)『1%の努力』p205より引用
出版:ダイヤモンド社; 第1版 (2020/3/4)