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俺か、俺以外か。ローランドという生き方 - PONZUBOOKS

エッセイ

俺か、俺以外か。ローランドという生き方

ROLAND

ローランドさんの生き様が、自身の名言を解説するという形でまとめられた一冊です。ローランドさんって、職業のイメージから派手な人だと思っていました。実際メディアで見るローランドさんは、いかに自分をかっこよく、美しく見せるか、を意識した振る舞いをしていると思います。でもそれは表面的なことではなく、内側から滲み出ている輝きなのだと、ページをめくるたびに思わされました。

 

ローランドさんがサッカー少年だったことはご存じでしょうか?私の夫も昔サッカーをやっていました。その時のサッカークラブで一緒だった友達が、帝京高校へ進学し、その後プロの選手になったらしいのですが、ローランドさんも帝京高校出身。そしてローランドさんと夫の生まれ年は同じ。つまり、そのサッカークラブの友達とローランドさんは同じ学校の同級生。私の間に2人ほど介入すればローランドさんと繋がれるんだと、六次の隔たりを想像しました。でも会えたとして、今の自分がローランドさんと同じ土俵に上がれるとは到底思えません。今のポジションに上り詰めるための努力と積み重ねを、ローランドさんはしているからです。

 

ローランドさんの発する輝きは、考え抜かれた意図による言動と、夢を絶対に叶えるんだという意思を常に持つことで生成されているのだと思いました。目立つ人って、どんなにいい人でもアンチ的な存在の人に攻撃されてしまうものですよね。でもその攻撃を受けて、逆に利用して自分の存在をもっとアピールできる場にしてしまうのがローランドさん。メンタルの強さとポジティブな思考のオーラが、たくさんの経験と試行錯誤をしてきた証拠になっています。毎日の生活や物事に対しての考え方を、自分を輝かせるために変えていける、とても奥行きのある人なんだなと感じました。

 

自分という存在をひと周り大きく見せたい、成長したい、という人におすすめ。美意識が高まりちょっとナルシストになれる、そして読み終わった後に「うん、やっぱかっこいいな。」とすっきりした前向きな気持ちになれる一冊です。私も”自分のことが好き!”と、声を大にして言えるように努力したいと思いました。

 

いい男は、嫉妬されて妬まれてナンボなのだ。(中略)妬みや僻みに悩む人も多いが、別にそんなの気にしなくたっていいじゃないか。嫉妬されない人生の方がつらくない?
ROLAND(著)『俺か、俺以外か。ローランドという生き方』p47~48より引用
出版:KADOKAWA (2019/3/11)

 

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